円錐角膜は特別な病気ではありません。
発症率は、1000人に1人だといわれているので、円錐角膜は比較的なる人が多い病気でもあるでしょう。
例えば、両親が円錐角膜の場合、子供に遺伝するかどうか、ということは分かっていません。
また、目を酷使したからと円錐角膜になる、というような特定の原因が判明していない病気でもあります。
円錐角膜に気付くのは、目の異常を自覚することが始まりでしょう。
例えば、視界がゆがんで見えるようになって、眼科医を受診した所、円錐角膜だと診断される人も多いのではないでしょうか。
特徴的な症状としては、光を極度に眩しいと感じるようになるということも、円錐角膜患者の特徴になります。
また、円錐角膜が進行すると目の形が変化してくる事もあります。
どのように変化するかは、患者によって違いますが、横から眼球を見ると通常はなだらかなカーブを描いているのが、急なカーブになっている点が円錐角膜の特徴です。
実際に円錐角膜の人の自覚症状は、乱視の症状が初期の段階で見られます。円錐角膜は進行していく病気なので、乱視が段々と酷くなると、眼鏡やコンタクトレンズで矯正が必要になります。
進行度合いは、患者によって違うので、一概に示すことができません。多くの患者は、10代や20代で円錐角膜だと診断されますが、レアなケースとして幼児期に円錐角膜と診断される事もあります。
幼児の場合には、自覚症状を訴える事が殆ど無いため、目の形によって円錐角膜の疑いがある場合に、検査を行って診断が下される事が多いようです。
子供が光を眩しがるようになったり、目が見えにくくなったというような事を口にするようになったら、円錐角膜を疑う必要があるかもしれません。
円錐角膜の情報は、病院を受診する前にインターネットなどで調べることができます。ネットで円錐角膜という病気について調べる事で、医師の診断や説明も理解しやすくなるのではないでしょうか。
また、治療方法なども、医療機関を受診した際に、知っていると役に立つ場合がります。
病院を受診すると、医師が説明をしてくれますが、円錐角膜についての説明でも、予めある程度の知識があることで理解しやすくなります。
インターネットでは、円錐角膜の体験談を書いている人も居るので、参考にしてみるというのも良いかもしれません。
その他にも、円錐角膜の患者さんが作っているホームページで、患者同士のコミュニケーションを取れる場所が用意されていることもあるようです。
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