円錐角膜という言葉を聞いて、説明ができる人は滅多にいないように思われます。
もちろん、医学部の学生である場合には、円錐角膜について知っている人もいるでしょう。
また、自分や身近な人が、円錐角膜だという場合も知識があるかもしれません。
漢字から、目に関することなのだろうという推測をする事は考えられます。
その名前のとおり、円錐角膜は角膜に起きる疾患のことをいいます。
円錐角膜は、目の角膜という部分が薄くなって異常をきたします。
どのような異常が見られるかというと、円錐角膜の人の目を横から見ると、極端に言うと三角形に突起しているように見えるかもしれません。
人間の眼球は他の部位と同じように個体差があり、角膜の薄さやカーブにも違いがありますが、角膜が異常に薄くなってしまった場合を、円錐角膜と言います。実際に、円錐角膜になると眼球の形が変化するだけではありません。
例えば、視界が変形したり、光を眩しいと感じるというのが、円錐角膜患者の自覚症状になります。
もちろん、光は誰でも眩しく感じますが、異常に眩しさを感じるようになったら、円錐角膜の疑いがあるかもしれません。
幼少期よりも、比較的成長してから円錐角膜は発症する病気でもあります。その為、目の異常に自分で気付き、円錐角膜と診断されることが多いようです。
因みに、円錐角膜は思春期に発症することが多いといわれています。
インターネットを利用していたり、テレビを見ていたり、子供の頃から目を酷使している事が多いので、目の異常を訴えても、円錐角膜だろうと思う人は少ないでしょう。
学校生活の健康診断で、視力の検査や目の検査がありますが、そこで円錐角膜が発見される可能性もあります。
円錐角膜にどのような症状があるのか、知りたいという人は、医学書やインターネットのサイトなどで調べてみると良いでしょう。
昔は、家庭に一冊医学辞書があるうちも多かったように思いますが、今ではネットを使える環境にあれば。円錐角膜について知る事ができます。
治療方法や、近くの病院の情報、名医と言われている医者を探すことだってできるでしょう。
また、インターネットの質問サイトで、円錐角膜についての質問をすると医師が答えてくれるというサイトもあるようです。
自分の子供が円錐角膜かもしれないと思った際には、質問をしてみると良いかもしれません。
近頃では、ブログで円錐角膜についての体験記を書いている人もいるようです。
実際に患者となってからの日々がつづられているので、参考になるのではないでしょうか。
PR